私の家族は私だけ

精神的排泄物を吐き出す撒き散らす

人さし指を集める工藤静香

この記事ではいつもと全然違う、どうでもいい短めの話をいくつかします。

 

 

・『あたしこのパイ嫌いなのよね』の女の子、嫌いなのよね

 

ご存知『魔女の宅急便』で、ニシンのパイが届いたときにこのセリフを吐いた女の子のことである。おばあちゃんとお手伝いさんとキキが、古いほうのオーブンで一生懸命作ったパイなのに。そしてキキがずぶぬれになりながら届けたパイなのに。

いやまあそんなことは大した問題ではない。最近ネットでニシンのパイの画像を見たけど、確かにあまり美味しそうではなかったし。キキがずぶぬれになったのだって仕事だからしょうがないし。

そうではなくて、初対面の配達業者に対して届け物の愚痴をこぼせる神経が嫌なのだ。

現代におきかえてみよう。佐川やヤマトの人が嫌な荷物を届けに来たからといって、「私これ嫌いなのよね」と佐川やヤマトの人に向かって言うか?佐川さんもヤマトさんも「はあ^^;」と困惑するだけだろう。西濃さんも「知らんわ^^;」と言うだろう。

こういう、『その相手に伝えてもどうにもならない』『ネガティブなこと』を平気で口に出せる人間が嫌いである。『他者と向き合っている』という自覚がない。だから人の心にもずけずけと踏み込む。そして同じような人の心ずけずけ踏み込み人種と親しくなりいわゆる『リア充』の群れとなる。

この女の子もあの後「ちょっとー誰かこのパイ食べてよーゴミになるじゃん」などと言い、男の子はそれに対し「いらねーよ(笑)そんなパイよりこっちのパイがいい(笑)」とパイを揉む、そして「もー(笑)二階いこ(笑)」となって「どう?俺のニシン」

とにかく許さない。かといって私はキキのことが好きなのかというとそれも違う。キキの持つ、いい町でいい人に囲まれて育った真っ直ぐな人柄には嫉妬と羨望を感じすぎて吐きそうになる。

あとトンボに好かれているのが本当に腹立たしい。黒縁メガネ、空を飛ぶことに憧れるという趣味の良さ、自分で飛行自転車まで作ってしまう情熱と器用さ。彼は全てが最高な男の子ではないか。「魔女子(まじょこ)さん」などという可愛らしさと上品さの溢れる呼び方、もう目まいがしそうなほど素晴らしい。キキは本当にずるい。許せない。

というわけで、もしこの記事を読んだトンボ系男子がいらしたらぜひご一報下さい。ちなみに私の体重は90Kgなので、飛行自転車の後部座席に乗った場合は空を飛ぶどころか一瞬でタイヤがパンクします。

 

 

・カレー粉を買ってファッションリーダーになろう

 

洋服だけでなくアクセサリーやカバン、果ては聴いている音楽や読んでいる本までも真似されるほどの影響力を持った人たちがいるらしい。ファッションリーダーと呼ばれているらしい。流行はいつもその人たちから始まるらしい。

そんなファッションリーダーに憧れるけれど、ファッションセンスも影響力もないという人は結構いるのではないだろうか。私もそんな一人である。いや、ファッションリーダーというよりも、『何かが自分発信で流行る』感覚に憧れているのだ。

何かそのファッションリーダー感覚を味わう方法はないかと考えた。そして発見した。みなさんも試してみて欲しい。

まずはカレー粉を買う。一緒ににんじん、じゃがいも、たまねぎ、お肉、福神漬、らっきょうも買っておくと良い。そして家に帰る。そして、なんと、カレーを作るのだ。先にお米を炊いておくと良いだろう。出来上がったら美味しく食べる。方法は以上だ。そして数日後、あなたはファッションリーダーになる。

これだけでは分からない。どういう理屈か説明しよう。

あなたはこんな経験がないだろうか?家の近くを歩いているとき、「あ、カレーの匂いだ…。いいなあ、うちも今日はカレーにしようかなあ」そう、俗にいう『ご近所カレー連鎖』である。それを巻き起こしてやろうではないか。カレーを自分発信で流行らせてやろうではないか。

ファッションではないが確かにリーダーだ。ご近所の人があなたのカレーを真似たとき、あなたはもう立派なカレーリーダーと言っていい。作っている最中は換気扇をガンガンに回して窓を全開にし、何なら出来上がったカレーは玄関の前に立って食べても良い。

それを見たご近所さんに「うわっ、何だこいつ…、でもいいなあ、うちも今日はカレーにしようかなあ」と思わせればこっちの勝ちである。

ちなみに私も先週カレーを作ったが、未だにご近所からカレーの匂いは漂ってこない。みんな鼻が詰まっているのかもしれない。気の毒なことだ。

 

 

・人さし指を集める工藤静香

 

家にいるとき、よく歌を口ずさむ。歌詞が曖昧なのでところどころ鼻歌になったり、1番と2番がごちゃ混ぜになったりする。

この前は工藤静香の『嵐の素顔』を歌っていた。

1番に『人さし指 空に向け 鉄爪(ひきがね)を引きたい…』という歌詞がある。同じメロディで2番の部分は、『心細さ を集めて 波にほおり投げた』である。

もうお分かりだろう。

私は2番を歌っていたとき「人さし~指(あっこれ違う1番の歌詞だ) を集めて… あ…ンフッ」という状態になったのだ。

『人さし指を 集めて』。人さし指を集める工藤静香。面白いし恐ろしい。どうやって集めるのだろう。ちょうだいと言ってもらえるものではあるまい。集めるというからには相当な数が必要なのだろう。一人あたり2本しかとれない貴重部位だというのに。

保管の仕方はどんな風だろう。きちんと箱に入れて並べるのか、何本かまとめてビニール袋に入れるのか。工藤静香が集めるからにはキムタクも無関係ではいられまい。まさかその人さし指の件がばれてグループ解散の話に…

ちょっとした歌詞の間違いからこんなに想像が膨らんでしまった。私はもう工藤静香を見る度に(人さし指…)と思ってしまうだろう。これを読んだ皆さんもそうなるかもしれない。正直そうなって欲しい。一人ではもう抱えきれないのだ。

 

今後もたまに、こういうどうでもいい短文記事も投稿しようと思います。カテゴリは今回と同じく『どうでもいい』にします。…この報告こそどうでもいいか。